生活保護

生活保護で貯金は可能です!貯金の注意点などを解説

生活保護になると貯金が出来ない、保護費の使い道を逐一確認されると言われてますがそれは本当でしょうか?

この記事では生活保護で貯金をする時の注意点を解説していきます。

サクッと見たい方は動画でどぞ!

生活保護で貯金をすることは可能か?

生活保護での貯金は「貯金が認められる場合」「貯金が認められない場合」の2パターンが存在します。

貯金が認められない場合は10万円でも認められず、認められる場合は数百万円貯金していても認められます

貯金が認められる場合

問(第3の18) 生活保護の受給中、既に支給された保護費のやり繰りによって生じた預貯金等がある場合はどのように取り扱ったらよいか。

答 当該預貯金等が既に支給された保護費のやり繰りによって生じたものと判断されるときは、当該預貯金等の使用目的を聴取し、その使用目的が生活保護の趣旨目的に反しないと認められる場合については、活用すべき資産には当たらないものとして、保有を容認して差しつかえない。

生活保護法による保護の実施要領について:22ページ

生活保護の趣旨目的に反しないと認められる場合は貯金可能という事です!

貯金が認められない場合

保有の認められない物品の購入など使用目的が生活保護の趣旨目的に反すると認められる場合には、最低生活の維持のために活用すべき資産とみなさざるを得ない旨を被保護者に説明したうえで、状況に応じて収入認定や要否判定の上で保護の停止又は廃止を行うこと。

生活保護の趣旨目的に反している場合は貯金が認められず、貯金の額に応じて保護が停止又は廃止になります。

預貯金の取り扱いは役所ガチャの反面が強いので、生活保護の趣旨目的に反していないのに貯金を認められない場合は「問(第3の18)」を見せるようにしてください!

生活保護の趣旨目的に反しない場合とは?

生活保護の趣旨目的に反しない場合

  • 家具の買い替えを行うための貯金
  • 足りない家具を買うための貯金
  • 就労自立のための貯金
  • 生活基盤の回復目的の貯金

生活保護の趣旨目的に反する場合

  • 自動車の購入のための貯金
  • 高額貴金属類を購入するための貯金
  • 株や有価証券を購入するための貯金
  • 海外旅行のための貯金
  • 最低生活と関係ない高額サービスを利用するための貯金

基本的に受給者の自立更生につながる場合は「生活保護の趣旨目的に反しない」となっています!
ゲーム機を買いたいから貯金するなどは認められない場合が多いです。

特に目的の無い貯金の場合は、家具購入などの生活基盤を回復させるために使うように助言されます。

生活保護で貯金を考えている方へ

生活保護で貯金をする事は生活保護の趣旨に反していない限り可能なので将来に不安がある方は積極的に貯金をしてください!

生活保護で貯金をする方法や節約術については別の記事で解説したいと思います。

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